施工マニュアル
Cerahard #220-
下地処理 母材金属面
サンドブラスト、またはサンダーなどで付着の塗料、錆、汚れを完全に除去してください。
第1種~第3種ケレン処理 ※母材表面を荒らすことにより、樹脂の密着強度が増します。 -
素地調整
油脂分はシンナー、アセトンなどの溶剤にて完全に除去してください。
また、塩分などが付着していれば完全水洗いをし、水分は十分に乾燥してください。 -
ライニング施工用具
計量はかり、練り板、ヘラ、コテ、ゴム手袋、溶剤などをご用意ください。
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セラハード#220計量 10:1
セラハード#220の容器より適量を取り出しベース剤と硬化剤を10:1の割合で配合、計量してください。
配合比率を誤ると性能低下する場合がございますご注意ください。
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攪拌
ヘラ、コテなどでベース剤と硬化剤が完全に混ざり合うまで攪拌してください。
冬季低温時は、粘性が高くなりますので、ヒーターなどを使用して30℃程度に加温すると容易に混ぜ合わすことができます。
※セラハード#220を混ぜ合わせた後、使用できる時間は20℃の場合で約2時間です。
可使時間:約2時間20℃、硬化時間:約24時間20℃ -
ライニング施工 塗布
セラハード#220を適量、ヘラ、コテなどで塗布面に空気が入り込まないよう均等にすり込むようにライニングしてください。
冬季低温時は母材を20℃~30℃に加温すると容易に施工ができます。
少量の溶剤にコテ、ヘラなどを浸すことにより、樹脂の付着がなくなり容易に仕上げることができます。 -
セラハード#220 ライニング仕上げ
セラハード#220を塗布ライニング後、空気だまりなどのないように、ヘラ、手などで圧縮し母材と完全に密着させて整えてください。
※少量の溶剤にコテ、ヘラなどを満浸することにより、樹脂の付着がなくなり容易に仕上げることができます。 -
養成、硬化
ライニング後の養生時間は、20℃で約24時間です。
ヒーターなどを使用して50℃~60℃で加熱した場合は約2時間程度で完全硬化しますので時間が短縮できます。直火による加熱は絶対にお止めください。
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硬化チェック 完了
ライニング表面をハンマーなどで軽くたたき、完全硬化を確認してください。
万一不備な箇所があれば、再ライニングを行ってください。